<万引き告白>女性タレントを聴取 警視庁、処分検討 (毎日新聞)



 日本テレビ系のバラエティー番組で、女性タレント(18)の窃盗行為をクイズの題材にしていた問題で、警視庁少年事件課がタレントから窃盗容疑で事情聴取していたことが分かった。調べに対し、タレントは容疑を認めているといい、警視庁は児童相談所への通告も含め検討している。




 タレントが窃盗行為を告白したのは15日深夜に放送された「カミングダウト」。出演者が告白した内容の真偽を当てるクイズ形式の番組で、タレントは、「本当の話」として過去に倉庫から商品を段ボールごと盗んだと告白した。視聴者から抗議が相次ぎ、所属事務所のホリプロは、タレント活動を自粛させている。




 ホリプロによると、タレントが小学生のころに菓子を万引きした経験を誇張して番組で話したという。同課の調べにタレントは「申し訳ないことをした。大変反省している」と話しているという。




 少年法の規定では、14歳未満は刑事責任は問われないが、同課は、番組関係者などからも事情を聴き、事実関係をさらに詳しく調べている。




 番組放送後、警視庁には「万引きは犯罪。立件しないのはけしからん」などという声が多数寄せられていた。同庁幹部は「わざわざテレビで話しているものを見過ごすわけにはいかない」と話している。【合田月美】






[毎日新聞2月25日]